「5つの自由」とは、国際的に認められている、動物を適切に飼う(扱う)ための考え方のこと。命ある動物には、生きるために必要な要素が主に5つあり、飼い主はそれを満たすよう努めるのが責務です。動物愛護管理法においても、その考え方が取り入れられています。ペットを幸せにするために努めるのは、飼い主の責務。「5つの自由」を基準にして、ペットのためにできること。しなくてはならないことは何か、あらためて考えたい。更に、言葉を話せないペットの好みを知り正しく接してあげて欲しい。

より愛犬・愛猫を幸せにしたい

愛犬が苦手なこともきちんと把握しておきましょう。苦手だな、嫌だなと思う時には、以下のようなサインを発しているはずです。

□ 逃げようとする、後ろに下がる

□ 固まる

□ 震える

□ 耳を倒す

□ 目をそらす

□ 口をぎゅっと閉じる

□ あくびをする

□ 鼻を舐める

□ パンティング(口を開けてハアハアと息をすること)をする

□ 体を掻く

□ 吠える

□ 唸る

□ 歯を剥き出す

これらのサインが見られたら、愛犬は「嫌だな」とストレスを感じている可能性があります。ストレスどころか、恐怖を感じているかもしれません。犬が苦手なことの代表が、足拭きや爪切りなどのお手入れ関係ですね。嫌がるワンちゃんに無理強いさせてはいませんか?大きな音が苦手な子、掃除機が苦手な子も多いです。

犬が遊んだり、散歩を楽しんでる姿をみると飼い主は幸せな気分になるものです。そして嬉しい時や悲しい時、怒る時も感情を共有してくれるものである。犬にとって、大好きな時間を誰と過ごせるかがポイントとなる。大好きな時間を大好きな飼い主と過ごせれば、1番幸せかもしれない。

では、猫はどうでしょうか。猫の好きなことランキングを調べてみた。

◆第1位 皆さんご存じ「段ボール」

猫が段ボール箱を好きなことはよく知られていますが、中でも自分の体より少し小さめの箱を好むようです。これは、体に触れる部分が多いほうが落ち着けるため。

また、段ボールは何層もの紙が重なっているため、遮音性に優れています。段ボールの中に入ると、雑音が軽減されて静かに過ごせることも、猫が段ボールを好む理由のようです。
段ボールのクッション性が気持ちよく、中に入ったり上に乗ったりする猫も。

●段ボールは複数設置してあげよう

大好きな段ボールの数が多ければうれしいもの。複数あればその分、居場所が増えることにもなるので、猫が落ち着きやすい空間になるでしょう。

◆第2位 遊ばずにはいられない「ひも類」

ひもの形が、ネズミのしっぽやヘビの体に似ているので、狩猟本能を刺激されるようです。
また、ウールや綿といった繊維質のものを好む傾向にあるので、身近にあるひもを気に入っているという説も。

●ひもを三つ編みにして歯ブラシに

ひもを三つ編みにして遊んでみて。猫がひもを噛んだときに歯のすき間に入り、歯垢が取れて歯ブラシ代わりになります。

◆第3位 窓から外を眺める

1日のほとんどを部屋で過ごす猫にとっては、変化の少ない室内の景色よりも車や鳥などが動き回る屋外のほうが面白く感じるよう。
特に、外に出たことがある猫の場合は、外への関心が強いようです。

●少しだけ網戸にして外の雰囲気を感じさせて

猫は音やニオイの違いからでも、充分な刺激を得られます。少しだけ網戸にして、外の音やニオイを感じさせてみて。窓の近くに棚を置けば、高い位置から観察を楽しむことができます。このとき、脱走には気をつけましょう。

◆第4位 飼い主さんのそばにいる

猫はニオイやしぐさ、見た目などから、“安心できる人”を判断します。そして、安心できる人のそばにいたがることが多いようです。
また、ゴハンをくれるなどいいことをしてくれる人、爪切りなど嫌なことをしない人を好む傾向も。

●体に触れて健康チェックを

猫がそばに来たときは体に触れる絶好のチャンス! 普段から嫌がられない程度に体を触って、異変はないかなど健康チェックしましょう。

◆第5位 遊べて楽しい「おもちゃ類」

おもちゃの中でも、じゃらしで遊ぶときは人とのコミュニケーションが取れる時間。そんなおもちゃで遊ぶ時間が楽しくて、“好き”と感じる猫は多いようです。また、おもちゃの素材やニオイに反応して遊んでいる猫も。

●猫が嫌がるお世話をする前に遊ぼう

ブラッシングや爪切りなど、猫が嫌がるお世話をする前に遊ぶと体力を消耗します。猫が疲れているすきに、さっとお世話をすれば、猫の嫌いな時間も短縮できるでしょう。

猫は少々、気まぐれな態度を見せたりするがこのようなおもちゃの存在でご機嫌な様子を見せてくれるかもしれない。

幸せな時間を育む

大好きなペットたちには、いつまでも健やかに、のびのびと過ごしてほしいものである。動物たちの「5つの自由」を守り、大切にしてあげて欲しい。

 

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書いた人mirai