都市にペット共生型・同居型のマンションが増えたことによって、都市でも飼育するペットの数も増加してきています。こうした飼い主は、ペットを家族と考え、出掛けるときに一緒に連れて行きたいと望みます。こうしたニーズに応え、ペット同伴で入店できるお店が増えてきています。ドッグカフェなど犬同伴の専用施設だけではなく、一般のレストラン・大型ショッピングセンターなどでも一定の条件のもと、ペットと一緒に利用できるところもあります。

ペットと暮らすことが都市生活のマイナス面をカバーしてくれているとはいえ、それはお互いルールを守ることが大前提です。ルールを守らないと、マイナス面が助長されかねません。ペットに負担がない範囲で、適切なしつけを行い、飼い主自身がルールをきちんと理解し実行することが重要です。

ペットと共に生きる

2019年6月12日、国会で「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法または動愛法)」が改正されました。この法律は、ペットなどの飼育や愛護だけではなく、自然環境や野生生物の保全にも大きく関係する法律です。なぜならば、ペットなど一般に飼育されている動物が逃げたり、捨てられたりして外来生物となる問題や、絶滅のおそれのある野生動物が数多くペットとして取引され、その需要が密輸事件まで引き起こしている現状を、規制するものでもあるからです。

2019年改正の動物愛護法により更にペットの命や存在が守られつつある。

「動物愛護は一部の人のものではなく、動物を愛するすべての人で考えていかなくてはならないもの」

他人事と思わず、社会全体で動物愛護の対策を考えて実行していきたい。

犬と触れあう前後の高齢者の唾液を測定した結果、18人中15人で幸せホルモン(オキシトシン)が増加し、ストレスホルモン(コルチゾール)が減少したという結果が出た。セラピー犬では15頭中14頭中に、ボランティアの方々も15人中11人で幸せホルモンが増加し、ストレスホルモンは減少した。

ある実験により人間はペットと触れあう事で、幸せホルモンが増加する事が実証された。人間にとってペットの存在が大切だと感じられる結果となった。

ペットも飼い主も一緒に健康に生活することが大切。人間が肥満で身体を壊して しまうことがあるのと同様に、ペットの肥満もよくないことを、飼い主が認識することが なにより大切だ。

優しい世界を作ろう

動物愛護を考えるとき、必ず私たちの脳裏に浮かぶのは各地域の動物愛護センターなどにいる、保護犬・猫のこと。写真展や関連書籍などで、だいぶ認知が広がりましたが、それでもまだ、「かわいそうで見てられない」と頭では分かっていても、直視できない人もいるようです。

数年前に比べると街中でペットを連れた人に会う場面が多くなってきた。様々な価値観が共存する都市で暮らすには、犬(主に飼い主)も人間社会のルールを守ることを求められる。人々の繋がりが気薄な都市生活の中で、ペットの存在が豊かなコミュニティーをつくるきっかけとなっている。

ペットは家族の一員である。「飼う」のではなく、「共に生きる」ために、飼い主さんもペットも、一番満足できる暮らし方を追求する必要がある。

動物愛護意識を持ち、更に『他人に迷惑のかからない』が叶うビジネス内容が推進されていくだろう。人間とペットが共存共生出来る世界を皆で作っていきたい。

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書いた人mirai