犬にとって散歩や運動は非常に大事な項目である。毎日のお散歩はストレス発散にもなり、ワンちゃんと飼い主さんの大切なコミュニケーションの1つにもなる。お家の中でできる運動にはどうしても限りがある。散歩をすることで運動不足を解消してあげたい。お家の中だけで過ごした場合、食事として摂取するカロリーよりも運動によって消費するカロリーが少なく、どうしても体重過多になってしまいがち。人間でいうメタボの犬も現代ではとても多くなっている。また散歩をすることでストレス解消にも繋がる。現代の犬はストレスが溜まって皮膚をなめ壊して皮膚病になったり、、、ということも珍しくはない。日々の散歩でストレスを発散させてあげて欲しい。

散歩の重要性

まず、第一に健康促進になります。毎日決まった時間に運動する機会となり、犬の散歩で得られる飼い主のダイエット効果や、心理的なリフレッシュ効果も大きいと考えられます。特に日頃部屋の中で過ごす時間の多い人にとっては、よいストレス解消になるでしょう。

◆ストレスを解消できる

言葉では飼い主とコミュニケーションできないワンちゃんは、ストレスを行動で表現します。ストレス行動はワンちゃんからの「助けて」のサインです。気づかず放置していると悪化してしまい、鼻にしわを寄せる、うなる、かみつくまねをするなど、攻撃行動にまでおよんでしまうこともあります。

◆日光浴になる

人間と同様に、犬も太陽光を浴びることで体内時計が調整されます。また、日光浴をすると、若返りホルモンとも呼ばれる成長ホルモンやセロトニンが分泌促進されます。セロトニンには幸せホルモンという通称があります。これが不足すると自律神経が乱れて精神不安定になってしまいます。

さらに、太陽光によって合成されるビタミンDは、カルシウムの吸収に欠かせません。また、適度な紫外線は殺菌効果があり、皮膚病の予防にもなります。とはいえ、紫外線の当たりすぎは皮膚ガンや角膜炎、白内障、目の老化の原因になってしまいます。長い間日差しを浴びていると熱中症も心配です。日に当たる時間は、1日に30分~1時間程度にしておくのが理想的です。

◆肥満対策・ダイエットになる

肥満は関節炎や靱帯損傷、ヘルニア、心臓病、糖尿病などの原因になります。しかし、短期間でやせさせようとしてハードな運動をさせるのは、太りすぎのワンちゃんには心臓の負担となってしまうのでよくありません。焦ってすぐにやせさせようとせず、継続的に散歩をするのが効果的です。

散歩に行くのは食事の1時間後がおすすめです。糖分が燃焼しやすくなるのでダイエット効果が上がります。逆に、空腹時に運動させてしまうと、体内はカロリー節約モードになり、食べた分を脂肪として蓄えやすくなってしまいます。散歩の後にご飯をあげる場合は、最低でも3時間は空けるようにしましょう。

◆筋力アップ・筋力低下防止につながる

筋力アップには平坦な道よりも坂道の方が効果的です。踏ん張るので足腰に適度な負荷がかかります。ただし、急な坂道だと負担が大きすぎるので、ゆるやかな坂道からスタートさせましょう。

心臓や呼吸器、骨や関節に疾患がないようなら、上り坂の途中で5秒間「おすわり」をさせてみるといいでしょう。後ろ足や腰回りの筋肉をきたえる運動になります。さらに坂道での5秒間の「ふせ」は、前足や肩の筋肉を強化してくれます。元気な成犬なら1日10回まで、子犬やシニア犬なら1日3回までが適切な回数です。

飼い主様との貴重な時間

犬は散歩が大好きです。なぜなら、犬は元来、群れで狩りに出て食べ物を確保していたから。猫は単独で手近な獲物を仕留めて食べますが、犬は獲物を遠くまで探しに出ることも珍しくありません。犬にとって毎日外を歩くこと、つまり散歩は、DNAに組み込まれた本能的な行動のひとつなのです。

原始の時代から移り変わり、主には人の狩猟のパートナーとして改良された犬たち。その時代にも、犬は人とともに狩りに出て与えらえた仕事を行うのが大きな喜びでした。ところが現在、多くの家庭犬には仕事がありません。ごはんと飼い主さんとの触れ合いタイム以外、もし散歩に行かなければ、かなり退屈な毎日となってしまいます。

ただ単に運動をさせるためというだけでなく、犬としての本能的な欲求を愛犬がちゃんと満たせるように、悪天候の日を除き、可能な限り毎日散歩に連れて行ってあげましょう。

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書いた人mirai