ペットが家族として迎えられ1日を過ごす上で大切なのは飼い主が幸せだと感じるのと等しく、ペットも幸せだと思えるのが理想的ではないだろうか。ペットである犬、猫は鳴く事は出来ても当たり前に人間の使う言葉を話せない。仮に他の動物でもそう。またその鳴き声が何を伝えているかを我々、人間も予測は出来ても分からない。言語によるコミュニケーションは難解なのだ。
ペットが幸せと感じてくれているか、どこで判断したら良いのだろうか。飼い主側がどの様な愛情を注げばペットは幸せに感じてくれるのだろうか。きっと上限は無いのだろう。しかし最低ラインはあるはずだ。ペットもその飼い主も幸せだと思うには、どうあるべきか考えていきたい。
ペットの幸せとは??
では「ペットが幸せである」とは、いったいどのような状況を言うのでしょうか? 私は以下の三つがとても大切だと考えています。
- それぞれのペットのニーズが満たされている
- 健康であるか、病気があっても適切な治療が行われている
- 飼い主や同居動物とよい関係が築かれている
犬や猫は人間と同じ感情の表し方をしない。ましてや言葉も話せない。ただの玩具動物としての扱いではなく大切な家族の一員という対応が必要である。だからこそ、しっかり生活をサポートしていかねばならないと考える。
日々のお散歩や健康診断。ご飯やおやつ。排泄や入浴。人間と共存する上で必要な配慮を施すのが飼い主様の役目。
大事なペットが動物としての一生を終える日まで献身的な世話をする義務と責任。その飼い主様が向ける愛情の度合いに比例してペットが幸せに感じる度合いも上がる気がする。
決して特別だったり高価な世話でなくてもよいと思う。しかし、飼うと決めた以上は愛情を常に向け最低限に健康管理や体調管理を人間以上に行う必要はあるだろう。
飼い主様の愛情を伝えるには??
ペットの飼い主として守らなければならないルールに、
- 飼い主がペットとの生活を楽しんでいること
- ペットが幸せであること
- 周囲の人に迷惑をかけていないこと
の三つがあるというお話をしました。
毎日の生活のルーティンの中にも小さな幸せや楽しみを生み出しながら素敵な家族の絆を築いて欲しい。また家族間だけではなくご近所様や周りの人との良好な関係あってこその幸せだという事を忘れてはいけない。
《幸せ》という文字と《辛い》という漢字は1画違いで大変意味が異なる文字となる。たった1つの選択で幸せにも辛くもなりかねないと言える訳だ。だからこそ、常にペットの幸せと飼い主様の幸せのバランスを取りながらペットの居る生活を満喫していただきたい。
別の記事でも書いたが動物福祉の基準として世界的にも認められている5つの自由についても考えていきたい。
1.飢えと渇きからの自由
2.不快からの自由
3.痛み・傷害・病気からの自由
4.恐怖や抑圧からの自由
5.正常な行動を表現する自由
が5つの自由だという。これらも幸せに深く結びついている項目でありサポートが必要である。この自由を守ってあげるのが飼い主様の最低限のルールとなる。
本当の意味での幸せを愛犬・愛猫にも感じさせてあげたい。周りへの配慮をしつつペットライフを楽しめたら良いと感じた。